痴呆症(認知症)の原因と症状

痴呆(認知症)は大きく、アルツハイマー型痴呆(認知症)と脳血管性痴呆(認知症)にわかれ、そのほかにその混合型、そのほかのタイプが続きます。



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痴呆症(認知症)の原因と症状

中核的症状


精神疾患の診断のバイブルとも言われているアメリカ精神医学会の『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM-4)では、アルツハイマー型痴呆(認知症)や脳血管性痴呆(認知症)など、代表的な痴呆(認知症)も含めさまざまなタイプの痴呆(認知症)を定義しています。そのいずれにもあてはまる症状として、以下のものがあります[参照:『DSM-4精神疾患の分類と診断の手引き新訂版』医学書院]。

(1)記憶障害(新しい情報を学習したり、以前に学習した情報を想起する能力の障害)

(2)以下の認知障害のひとつ(またはそれ以上): ●失語(言語の障害)
●失行(運動機能が損なわれていないにもかかわらず動作を遂行する能力の障害)
●失認(感覚機能が損なわれていないにもかかわらず対象を認識または同定できないこと)
●実行機能(すなわち、計画を立てる、組織化する、順序立てる、象徴化する)の障害

これは実際、どういうことをいうかというと、時間や場所、人の見当がつかない「見当識障害(けんとうしきしょうがい)」や、簡単な計算ができなくなったり、トイレの水の流し方など、だれでも知っているような一般的な知識が失われてしまう、そしてよく話題になるのが、食事をしたことを忘れてしまう、というものです。

こうした知能機能の低下は、痴呆(認知症)の中核的な症状といえます。また、病前の機能水準からの著しい低下を示していることもその条件です。

そしてその認知欠損が、社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こしていることがあげられます。

痴呆症(認知症)の原因と症状

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